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2018 / 02 / 28  10:20

大阪催事報告

人生初の百貨店勤務を体験し、無事に大阪から戻りました。

 

一日中立ちっぱなしの仕事って本当に大変ですね。

 

私は朝8時に従業員通路から入り、商品の陳列を始め、朝礼に出て、10時の開店を迎え、そこから閉店の20時まで営業。

後片付けに1時間以上かかり、施錠をして帰る。10時ごろようやく夕ご飯。(1日の拘束時間が14時間近く…)

 

そんな日々が4日間続きました。

 

せっかく大阪まで行ったのに、観光も満足にできず最終日まで「立っている毎日」という感想でした(笑)

座り仕事がいかに楽かと思い知らされる良い体験となりました。

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初めて従業員食堂をランチで利用してみたのですが、女性と男性の比率が95%以上女性という感じで、何だか落ち着かない空間でしたね(汗)

 

わざわざお尋ね下さった大阪のお客様には心より感謝御礼を申し上げます。

 

帰りの日にどこかパワースポットでも行こうと、姉と2人タクシーをひろい、「一生に一度の願いを叶えてくれる神社」という場所に行って来ました。

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私もお賽銭箱を前にして、「何か願い事をしてみたい」という強い欲求にかられましたが、私の信念として「神社ではお願い事をしない」を今まで徹底して参りました為、一生に一度の願いを叶えてくれる神様を前にして何も願い事をしないで帰るという、不思議な状況になりました。

 

空虚な気持ちで柏手を打ち、礼をして帰ろうとしたのですが、たまたま神主さんが出てこられてお話する事が出来ました。

 

その神社は日本で初めて「お守り」を作ったと言われている事や、ご神木の由緒や、神社の由来など、とても丁寧に教えて下さいました。

 

せっかくなので、お守り買って帰ったのですが、何となく調子が良いです。相性の良い神様だったのかな・・・。

 

その後も数か所タクシーで回り、運転手さんが親切で、全ての場所を案内して下さり、参拝中も待っていてくれました。

 

「お客さん。ここがお笑い芸人の今田耕司さんの実家ですねん。お寺さんやられてはります」

 

「お客さん。谷町って知ってます?よく金銭面で支援してくれるパトロンみたいな人のことタニマチ言いますでしょ?大阪の谷町が由来なんです。谷町は秀吉さんの時代からありとあらゆる宗派のお寺を谷町に集めはって、ずっと道沿い寺しかありまへんのですよ。ここに相撲取りさんがお金出してくれる住職にあいさつ回りする事からタニマチ言われるようになったんです。」

 

確かに異様なほど寺しかない1本道で、数キロもずっと寺だけ。面白いですね。

 

最後に聖徳太子が建立した「四天王寺」という大きいお寺さんに行こうと思い、運転手さんに言うと、

 

「お客さんそれはあきまへん。お客さんがどうしてもと言わはるなら仕事ですから参りますけど、神社さんからお寺さんまたぐゆうのは絶対にしてはいけない事です」

 

なかなかここまでハッキリ言ってくれる人はいないので、世話好きな大阪という土地柄もあると思いますが、この方の宗教観を尊重したほうが良いと瞬時に判断しお寺の参拝は止めました。

 

厳密に言うと日本の神社は「八百万の神」と言うほどたくさんあり、どの神様を拝んでも問題ありません。しかしながら仏教は「唯一神」のため、やや問題があるという話なのです。

 

基本的に私個人は宗教観の軸さえしっかりしていれば問題ないと思っていますが、親切で言われていることを断るのは何となく角が立ちそうで、運転手さんのお顔を立てました。

 

その代り文化遺産の「適塾」を見学して来ました。緒方洪庵が蘭学を教えていたと言われる一軒家で、当時のまま保存されていました。歴史好きにはいい場所です。

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新大阪駅までタクシーで行って帰ったのですが、お会計の時にミラクルが起きました。メーターは1万円を超えていたのですが、「ピ」という音と共に大幅にディスカウントが…

 

最初は運転手さんが気持ちで安くしてくれたのかと勘違いをしたのですが、大阪のタクシーは「5000円」を超えた分に関しては一律50%OFFになるとの事で、何だか申し訳ない気持ちに・・・。

 

長い時間一緒に回って頂いて、色んな事を教えて頂き、感謝でいっぱいの1日となりました。

 

また催事で大阪に行きたいなぁ。